よくある質問
ジオパークって何ですか?
「ジオパーク」は地球の活動の遺産を見どころとする自然の公園のことです。
ジオパークは地球科学部門でユネスコが支援するもっとも新しい構想です。同じユネスコ支援の世界自然遺産とは、貴重な地質・自然資産が評価される点は同じですが、その資産を地元の人が活かし守っていくという“活動”が重要視される点が違っています。ツアーや子ども達への教育を通してその資産の価値を広め、活用し、経済効果を生むことでその資産を守っていく事が必要とされています。持続可能な観光の ための開発が認められている点も世界自然遺産との違いです。
ジオサイトって何ですか?
ジオサイトとは、地質、地形、歴史などそのジオパークを特色づける見学場所や拠点となる博物館のことです。例えば、地形の景観、岩石や化石が見られる崖、歴史建造物、植物の群生地などです。(経済産業省・日本のジオパークより)
伊豆大島ジオパークはどこにあるの?
伊豆大島は東京都(東京都大島町)です。
東京から約120kmの海にある島です。
>>アクセス
噴火するかもしれない火山って危なくないの?
伊豆大島は、火山の観測や研究などが最も進んでいる火山のひとつです。 火山活動に異常があればすぐにお知らせして、みなさんの安全を守る仕組みもできていますので、次の噴火の前に、今しか見られない景色を安心して楽しんでください。
>>防災の取り組み
“日本ジオパーク”の認定条件は何ですか?
認定の条件は、次の3つです。
1.文化的・学術的に重要な地質遺産(ジオサイト)がある。
2.行政機関、民間団体などによる運営組織が確立している。
3.ジオツア-などによる観光・教育を実践している。防災対策も重要。
伊豆大島では“日本ジオパーク”としてどこが評価されたのですか?
伊豆大島は2010年9月にジオパークとして認定されました。
認定理由の概要は次の4つです。(日本ジオパーク委員会より)
- (1)三原山は日本では数少ない玄武岩質の活火山であり、火山を含む地球全体の活動を学ぶことのできる貴重な場所が島内に多数存在している。
- (2)火山の研究も防災のための観測も日本の中でトップクラスであり、観光客に対する安全対策マニュアルがあるなど活火山の観光と安全を両立する体制がある。
- (3)10 年間続いているボランティアガイドによる定点ガイド、プロのネイチャーガイドによる有料ツアー など、観光客の様々なニーズに合わせた取り組みを行っている。
- (4)行政、各民間団体が参画する推進委員会が組織され、研究者も協力するという体制ができている。
伊豆大島ジオパークの見どころは、三原山だけですか?
三原山の他にも、過去の噴火を物語る場所が、たくさん“ジオサイト”として指定されています。そしてジオサイト以外でも注意して観察すると、「この場所では昔どんな出来事がおきたのだろう?」と想像がふくらむ風景がみつかります。 散歩にでかけた道のわきで、波を見に行った海岸で …きっとすばらしい景色が見つかると思います。
>>見どころジオサイト紹介